研究課題
基盤研究(C)
近年,脳卒中発症後24時間以内の運動介入が運動機能障害や脳内改善に悪影響を及ぼすことが報告されている.そのため,適切な運動開始時点を対象者に応じて見極めていく必要があるが,どのような対象者に対し,いつから運動を開始すればよいのか正確に判断できる生理学的パラメータは存在していない.そこで,本研究では脳内の炎症反応を反映する血中タンパク濃度が高濃度時と低濃度時における運動介入効果を検証し,これらのタンパクが血液バイオマーカーとして有用か明らかにする.これらのタンパクが脳卒中後の運動開始時点を決める血液バイオマーカーとして臨床応用ができれば,それぞれの対象者に対して適切な時期から運動を開始できる.