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小児痙性麻痺の内転筋痙縮に対する拡散型圧力波治療とボツリヌス毒素治療の併用効果

研究課題

研究課題/領域番号 23K10530
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

酒井 良忠  神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (90397802)

研究分担者 原田 理沙  神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (30736864)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
キーワードradial pressure wave / spastic paralysis / hip adductor
研究開始時の研究の概要

小児痙性麻痺における、股関節内転筋群の痙縮によるはさみ足は重症児における介護負担の増大や歩行可能時のはさみ足歩行による転倒リスクなど臨床上大きな問題となるが、一般的にはボツリヌス毒素治療か手術治療が行われるが、侵襲が大きい。そこで低侵襲な痙性抑制治療法の可能性がある拡散型圧力波治療が、小児痙性麻痺患者における股関節内転筋痙縮の改善に対して効果が得られるのか、また一般的に用いられるボツリヌス毒素治療との併用効果はあるのかについて検討を行うこととした。手法としてはクロスオーバー試験を予定しており、拡散型圧力波治療単独群とボツリヌス毒素治療単独群で開始し、その後の併用して比較を行う。

研究実績の概要

本研究は股関節内転筋群に痙縮を伴う小児痙性麻痺患者に対して、拡散型圧力波治療の効果を検討する研究である。拡散型圧力波治療機の選定を行い、数社の製品より、コスト面で優れたAi Medic MMT社のEMS SWISS DOLORCLASTを選定し、購入した。本年度は実際に神戸大学医学部附属病院リハビリテーション科の診察室にて保険適応のある患者に使用し、機器の操作の習熟や、メンテナンスなどの対応方法について、研究者たちが習熟することが可能であった。
また、研究計画のブラッシュアップについては数度の臨床研究相談を行い、神戸大学医学部附属病院臨床研究推進センターの協力のもと、適応外使用になる可能性があるため、特定臨床研究として進める方針となった。現在、患者の罹患者数の関係からシングルアームで行う方向で検討している。現状ボツリヌス毒素治療を行っている対象者が多いため、この点のウォッシュアウト期間の策定、また拡散型圧力波の頻度についてさらなる検討が必要であることが指摘されており、その点についてさらなるブラッシュアップを行うため、予備調査などを行っている。可能であれば夏までに特定臨床研究の承認を得ることができるように勧めている。
対象者の選定については、すでに当院に通院している小児痙性麻痺患者のほか、各地域の療育センターや小児科クリニックなどからの紹介をいただけるように、対象の施設に対して相談を開始しているとともに、特定臨床研究の承認がいただけたらなら、早急に広報ができるように準備を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

神戸大学医学部附属病院臨床研究推進センターとの研究相談において、やはり特定臨床研究での研究が必要であるとのことであり、そのための準備に時間を要していること、ボツリヌス毒素治療のウォッシュアウト期間やシングルアームでの有効な研究計画の策定などに時間を要しているためである。

今後の研究の推進方策

さらに神戸大学医学部附属病院臨床研究推進センターとの相談を密に行い、特定臨床研究の承認を可及的早期にいただくこと、そして、対象者のリクルートを迅速におこなうための準備(当院通院患者のリストアップ、他施設への広報など)を進めていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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