研究課題
基盤研究(C)
「遅発性筋痛」は不慣れな運動の後に誰しもが経験する痛み (痛覚過敏) であるが、その発生源の一つと考えられる「筋膜」の分子基盤は十分に解明されていない。そこで、遅発性筋痛において「筋膜」で発現変動する遺伝子および分子群を同定し、それらの痛覚過敏における役割を、分子生物学、免疫組織化学、生化学、電気生理学を組み合わせた複合的アプローチにより明らかにする。本研究により「筋膜」の新しい病態生理学的役割を解明し、遅発性筋痛を治療・予防するための運動処方の実現に挑む。