研究課題/領域番号 |
23K10543
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
高山 真希 (田中真希) 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 助教 (90737826)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 呼吸困難 / 呼吸リハビリテーション / 神経生理反応 / 慢性閉塞性肺疾患 / 運動機能 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者の呼吸困難が大脳辺縁系や前頭前野と関係性があるとの知見に基づき,神経生理反応への理学療法アプローチの有用性を検証するものである.呼吸器疾患患者への理学療法士のアプローチは,これまで運動療法が主体である.しかし,呼吸困難は個々の認識で異なる慢性疼痛と同じく,大脳辺縁系の活動と関係すると報告されている.本研究では,慢性疼痛解明に用いられてきた神経生理反応の評価手法で慢性呼吸器疾患患者の呼吸困難を分析し,運動機能との関連から理学療法アプローチの有用性を検討する.運動療法のアプローチに加え,新たな呼吸リハビリテーションプログラム構築の基盤となり得る.
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研究実績の概要 |
本研究は,COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者の呼吸困難が大脳辺縁系や前頭前野と関係性があるとの知見に基づき,神経生理反応への理学療法アプローチの有用性を検証するものである.呼吸器疾患患者への理学療法士のアプローチは,これまで運動療法が主体である.しかし,呼吸困難は個々の認識で異なる慢性疼痛と同じく,大脳辺縁系の活動と関係すると報告されている.本研究では,慢性疼痛解明に用いられてきた神経生理反応の評価手法で呼吸困難時の大脳辺縁系や前頭前野の活動である神経生理学的反応と呼吸機能および運動機能との関連性とその特徴を明らかにし,得られた知見を用いた呼吸困難に対する新たな呼吸リハビリテーションプログラムを開発する. 本研究の目的は,地域在住の高齢者および慢性呼吸器疾患患者を対象に呼吸機能と運動機能,神経生理学的反応を評価し,これらの関連性から呼吸困難の特徴を明らかにすることである.脳内の神経生理学的反応を応用した新たな知見を得られる可能性があり,運動療法に加えて呼吸困難に対する新たな理学療法アプローチ,呼吸リハビリテーションプログラムを開発することである.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
倫理審査の申請と承認を得るまでに時間を要したこと,新規の測定機器の購入と既存の機器との適合・調整に時間を要したことで,研究の進行が遅れている.
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今後の研究の推進方策 |
機器の調整を完了し,協力施設への依頼と対象者の募集,データ測定・解析を開始する.
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