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キメラ抗原受容体T細胞療法に対するリハビリテーション戦略構築に向けた挑戦

研究課題

研究課題/領域番号 23K10558
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

濱田 涼太  京都大学, 医学研究科, 技術職員 (00894750)

研究分担者 新井 康之  京都大学, 医学研究科, 助教 (10826564)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
キーワードキメラ抗原受容体T細胞療法 / 運動耐容能 / リハビリテーション / 理学療法
研究開始時の研究の概要

治療抵抗性・難治性造血器疾患に対する新たな治療戦略としてキメラ抗原受容体T細胞療法が開発され、保険承認が得られて以降、症例数は増加している。一方で、治療後早期において合併症などの影響によって身体機能の低下が生じる可能性があり、リハビリテーションの導入が推奨されているものの、介入効果に関しては未だ不明である。本研究では、キメラ抗原受容体T細胞療法を受ける患者に対する治療後早期からのリハビリテーション介入効果を明らかにし、最適なリハビリテーション戦略の構築を目指す。

研究実績の概要

今年度は京都大学医の倫理委員会へ当研究計画を申請し、研究実施の許可を得た。京都大学医の倫理委員会への新規登録のために補助金を使用した。
本研究の主たる診療科である血液内科および当院リハビリテーション部理学療法士、病棟看護師などと研究プロトコールに関するミーティングを行い、研究体制を確立した。
現在までに41名の新規患者様のキメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法前後の身体機能に関する情報を取得し、さらに現在2名の患者様のデータを取得中である。今年度は42名のデータ取得を目標しており、目標症例数のデータは得られる状況である。
現状までに取得されたデータを用い、第46回日本造血・免疫細胞療法学会において、リハビリテーション介入を受けているCAR-T細胞療法患者さんの治療前後の6分間歩行距離(全身持久力)は減少しにくいことを発表した。一方で、治療後は90%という高い割合でサイトカイン放出症候群(CRS)を発症し、医学的にCRSのコントロールに難渋、重症化した患者さんについては治療後に全身持久力が低下する可能性が高まることを示唆した。また、CRS以外の合併症に関しても治療後の全身持久力の低下に関連する傾向を認めてきている。これらは、CAR-T細胞療法患者さんの治療前後の身体機能を定量的に評価した数少ない報告の1つであり、本研究の基礎となる知見である。
以上のように、本研究の研究体制は整ってきており、症例数を蓄積できている状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

CAR-T細胞療法を当院で受ける患者様の数は当初計画した数で推移しており、安定しているため。

今後の研究の推進方策

今後も継続してデータ取得を進める。さらなるデータが蓄積されれば治療期間中の身体機能に影響を及ぼすリスク因子の解析なども進めていき、学会・論文投稿を行なっていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] CAR-T細胞療法後の運動耐容能の低下に影響を及ぼすリスク因子の検討2023

    • 著者名/発表者名
      濱田 涼太,新井 康之,北脇 年雄,村尾 昌信,松下 路子,宮坂 淳介,太田垣 あゆみ,浅野 伝美,福田 裕子,錦織 桃子,諫田 淳也,水本 智咲,池口 良輔,松田 秀一,髙折 晃史
    • 学会等名
      第46回日本造血・免疫細胞療法学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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