研究課題/領域番号 |
23K10597
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
菊池 宏幸 東京医科大学, 医学部, 准教授 (90783142)
|
研究分担者 |
井上 茂 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (00349466)
甲斐 裕子 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員(移行) (20450752)
天笠 志保 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (30889275)
町田 征己 東京医科大学, 医学部, 講師 (90848508)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 疫学研究 / 身体活動パターン / 加速度計 / 労働者 / 働き方改革 |
研究開始時の研究の概要 |
テレワークは、2020年COVID-19流行により普及し、今後「新しい働き方」として定着すると見込まれるが、身体活動・座位行動・体力・健康の悪化が懸念される。本研究は、テレワークを導入した企業の労働者を対象に、加速度計による身体活動を精緻な測定に加え、体組成、血液検査等に基づく客観的な評価法を用い、テレワーク導入前後の身体活動・座位行動の変化と、労働者の体力・身体・精神的健康への影響を明らかにする。
|
研究実績の概要 |
テレワークは、2020年COVID-19流行により普及し、今後「新しい働き方」として定着すると見込まれるが、身体活動・座位行動・体力・健康の悪化が懸念される。本研究は、テレワークを導入した企業の労働者を対象に、加速度計による身体活動を精緻な測定に加え、体組成、血液検査等に基づく客観的な評価法を用い、テレワーク導入前後の身体活動・座位行動の変化と、労働者の体力・身体・精神的健康への影響を明らかにすることを目的とする。 令和5年度では、テレワーク導入前後での定期健康診断の結果を比較し、原著論文にまとめた(doi: 10.1097/JOM.0000000000003058. Epub 2024 Feb 5. PMID: 38709180)。またテレワークでは、出社勤務に比べ通勤による身体活動が減少することから、通勤手段の変化が身体的健康に与える影響についても、現在論文を執筆中である。 さらに4つの企業から協力を得て、活動量計を用いたベースライン調査を実施し、304名が参加した。現在、テレワークと出社勤務間の身体活動の個人内差について論文を執筆し、速やかに結果を公表できるように努める。 令和6年度では、令和5年度のベースライン調査に参加した労働者を対象に、2年目の追跡調査を計画していており、関係者と実施に向けた調整をすすめている。なお、実施後速やかに縦断研究として結果を取りまとめ、論文および学会(日本運動疫学会、日本疫学会、日本公衆衛生学会、日本産業衛生学会、米国スポーツ医学会から選ぶ予定)等で結果を発表する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在、対象企業においてベースライン調査を完了した。現在、データ分析および論文執筆を進めている。さらに、フォローアップ調査についても並行して準備を進めており、来年度の前期で実施できる見込みである。
|
今後の研究の推進方策 |
2年目は計画通り、追跡調査を実施し、テレワーク頻度と身体活動および身体的・精神的健康度の変化を縦断的に解析する予定である。
|