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貨幣評価法を用いたスポーツから波及する無形効果の定量化

研究課題

研究課題/領域番号 23K10616
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関東海大学

研究代表者

押見 大地  東海大学, 体育学部, 准教授 (40711205)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード貨幣評価法 / 社会効果 / 無形効果 / SROI / スポーツ参加 / スポーツ / 定量化
研究開始時の研究の概要

「スポーツって何か良いよね」で留まり、CSR(社会貢献活動)やコストセンターと見なされがちだったスポーツへの投資に対して、「いったい何がどれくらい良いのか」を金銭価値化する貨幣評価法は、学術・実践領域双方から多くの注目を集めている。本研究では「参加型・観戦型スポーツから波及される無形効果を、SROI (社会的投資収益率) という貨幣評価法を通じて定量化・金銭価値化すること」を試みる。

研究実績の概要

本研究の目的は「参加型・観戦型スポーツから波及される無形効果を、SROI (社会的投資収益率) という貨幣評価法を通じて定量化・金銭価値化すること」であるが、2023-24年度は参加型スポーツイベントのSROI算出を計画している。当該年度は、SROI算出に当たってのインタビュー調査の実施(n=10)、先行研究のレビューを通じた研究協力者との協議を実施し、SROI算出に必要なステークホルダーの特定、インプット・アウトプットの整理、そして財務プロキシーの確認を行った。結果として、ステークホルダーは、主に4つのグループ(公共組織、民間組織、消費者、非営利組織)に分けられた。また、アウトプットも1.身体的・精神的健康(例えば、2型糖尿病、乳がん、うつ病、大腿骨近位部骨折の予防効果)、2. 精神的ウェルビーイング(主観的幸福感)、3. 個人的成長(例えば、人的資本の向上、教育効果)、4. 社会/地域の発展(例えば、ソーシャルキャピタルの発展、犯罪率の低下)の4つが抽出された。インプット(コスト)の特定は、各ステークホルダーからのインタビュー調査によって行われ、インプット算出に必要なデータの特定やデータベースの確認などが行われた。アウトプットの算出に必要な財務プロキシーの確認については、研究協力者と共に先行研究をもとに日本の文脈での適用についての協議を行った。これらの作業により、ステークホルダー、インプット、そしてアウトプットの特定・整理が行われたことから、2023年度の実施計画は無事に行われたといえる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定していた調査や先行研究のレビューが行われたことから、順調であるといえる。一部、予備調査(インターネット調査)の実施を行わなかったが、それは二次データの活用によって不要であることが明らかとなったためであり、研究の遂行には問題ないといえる。

今後の研究の推進方策

2024年度は、予定通り参加型スポーツのSROIを算出する予定である。具体的には、4-7月にかけてインプット・財務プロキシーの確認を行い、8-9月にかけてインパクトマップの完成とSROI算出作業、10-12月にかけて継続してSROI算出作業を行い、1-2月にかけて報告書の作成に取り組むことを計画する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Social Return on Investment of a Japanese Professional Soccer Team’s Social Business Activities: A Triple Bottom Line Approach2023

    • 著者名/発表者名
      Daichi Oshimi, Takayuki Fukuhara, Shiro Yamaguchi, Yoshifumi Tagami
    • 学会等名
      The 31st European Sport Management Conference
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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