研究課題
基盤研究(C)
本研究は、サルコペニアのメカニズムに関係するオートファジー機能不全にヒントを得て、骨格筋内での筋内脂肪蓄積(Myosteatosis)にオートファジーの1つに分類される脂肪分解機構 (リポファジー)の機能不全が関係しているのではないかと考えた。また随分前から話題になっていた筋内脂肪蓄積のメカニズムがわかっていないことに気づき、脂肪蓄積を誘導するPim1とペリリピン2の変化に着目した。高齢マウスの大腿四頭筋を用いた免疫組織化学により、脂肪滴の接着に関わるペリリピン2の免疫活性が増加している。これらのことから、ペリリピン2がサルコペニアでの筋内脂肪蓄積に関与する可能性があると考えている。