研究課題
基盤研究(C)
本研究は、女性のエンパワーメントのプロセスの中で、生きる場所として重要である家族や親族といったコミュニティが持つ規範を自己のアイデンティティに内在しながら、女性が自身の目標や希望を達成していくために、どのような交渉や葛藤をしているのか、また男性優位主義、異性愛規範のイデオロギーを持つスポーツがその過程の中でどのような役割を果たしているのか、タイの女子サッカー選手を研究対象に明らかにする。本研究は、シンボリック相互作用論を援用し、Kabeerのエンパワーメント理論の発展に貢献する示唆を得る。また、スポーツがエンパワーメントのプロセスの中でどのような役割を担っているのか分析しすることを試みる