研究課題
基盤研究(C)
動体視力はビジョントレーニングによって改善が期待できるが、その効果は非定量的であった。申請者はトレーニング効果を評価するための指標として、眼球運動に着目し、その計測法を開発してきた。本研究は、トレーニングによる動体視力と眼球運動の変化を解析するため、両者の同時測定装置の構築を目的とする。測定データを統計的に解析し、動体視力の向上に寄与する眼球運動成分を同定する。同定した成分が被験者の年齢、性別、運動歴で相違性があるかを評価することを目標とする。本研究で解明した介入効果をスコアリングし、ビジョントレーニングの定量的評価法を確立し、スポーツ競技者に最適なテーラーメイド訓練の提供を目指す。