研究課題/領域番号 |
23K10677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | びわこ成蹊スポーツ大学 |
研究代表者 |
禰屋 光男 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 教授 (30359640)
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研究分担者 |
松生 香里 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 准教授 (60513570)
坂本 和大 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 助手 (70964576)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ヘモグロビン量 / 高地トレーニング / コンディショニング / ピリオダイゼーション |
研究開始時の研究の概要 |
ヘモグロビンの総量(Hbmass)は有酸素性能力を示すが、タンパク合成や鉄欠乏の状態も反映すると考えられる。そこで本研究では競技者のコンディションの指標としてのHbmassの有用性を評価することを目的とする。これにより、高地トレーニングによる有酸素性能力の向上、外傷・疾病によるタンパク同化状態の変化、など競技者のコンディションを評価することが可能となると期待される。
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研究実績の概要 |
アスリートが高地トレーニングを実施することに伴いどのようにヘモグロビン量が変化するかを検討することが目的の中心となるが、そのために日常的なトレーニング量の変化によりヘモグロビン量がどのように変化するかを検討するため、大学生サッカー選手約10名を対象として、測定を実施した。チームのピリオダイゼーションに従い、適時ヘモグロビン量を測定した。また、期間中のトレーニング量はGPSデバイスにより、移動距離や速度などを定量してトレーニングの強度や量の変化によるヘモグロビン量の変化を検討した。得られたデータにより、” Assessment of endurance capacity in college football players using hemoglobin mass”として2023年11月にオーストラリアで開催された2023 ASCA International Conference on Applied Strength & Conditioningで発表した。 また、高地トレーニングの実施によるヘモグロビン量の測定については国内高地トレーニング施設に長期滞在した学生ランナーの測定を開始した。 さらに、パラアスリートについては持久性競技のエリートパラアスリートの協力が得られ、各アスリートのピリオダイゼーションに従い、期分けごとのヘモグロビン量の測定を開始している。また、各アスリートのトレーニング強度・量も評価が可能となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
高地トレーニングを実施するアスリートの確保が少し課題ではあるが、それ以外ではほぼ順調に実施できている。
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今後の研究の推進方策 |
研究分担者および研究協力者との連携を深めて、高地トレーニングを実施するアスリートに対して、必要な測定を実施できるよう、計画的な測定の実施を進める。
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