研究課題/領域番号 |
23K10680
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 苫小牧工業高等専門学校 |
研究代表者 |
多賀 健 苫小牧工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (30803217)
|
研究分担者 |
大橋 智志 苫小牧工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (40509923)
東浦 拓郎 亜細亜大学, 国際関係学部, 准教授 (50436268)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
|
キーワード | 視線 / 認知 / 判断 / サッカー / ドリブル |
研究開始時の研究の概要 |
「熟練者のパフォーマンスの要因解明」は全競技の競技力及び指導力の進展に不可欠である. その中で熟練者の「認知・判断」の解明は, 理論と実践の間に乖離があり, 未だその解明に至っていない.例えば, 様々な状況で的確な判断が必須のサッカーでは, ドリブルは長年重視されているが,その認知・判断過程は未解明である. そこで本研究は“突破のドリブル”を題材に, 対象が①障害物, ②ヒト, ③障害物+ヒトの3場面で視線計測器を用い, ドリブル時のⅠ.視点の数値化及び可視化, Ⅱ.視覚映像を基にインタビューでの認知・判断の言語化から, 熟練者の視点及び認知・判断メカニズムの解明を目的とする.
|
研究実績の概要 |
本研究は“突破のドリブル”を題材に, 対象が①障害物, ②ヒト, ③障害物+ヒトの3場面で視線計測器を用い, ドリブル時のⅠ.視点の数値化及び可視化, Ⅱ.視覚映像を基にインタビューでの認知・判断の言語化から, 熟練者の視点及び認知・判断メカニズムの解明を目的としている。本研究は,『スポーツ競技における熟練者と非熟練の視点及び認知・判断過程の違いは何か』という学術的研究課題を明らかにするために,サッカーの“突破のドリブル”を題材に、1. 異なる年代の熟練者と非熟練者におけるドリブル時の視点の数値化及び可視化、2. ドリブル時の視覚映像を基にインタビューによる言語化から,異なる年代の熟練者と非熟練者における視点と認知の関連性や規則性,及び認知後の判断に至る過程の違いの解明を達成することで,熟練者の視点及び認知・判断メカニズムの解明と共に,サッカーのドリブルスキルの学術的技能構造の究明,そして習熟度問わずゴール型他球技や対人場面を伴う競技全般の競技力及び指導力向上の根幹を成す基盤データの構築を最終目的とする. 2023年度は【研究Ⅰ】と【研究Ⅱ】の測定を行った。研究Ⅰは、障害物に対する熟練者のドリブル時の視点及び認知・判断メカニズムの解明ための測定を行った。研究Ⅰは、エリア内のコーン1本に対してドリブルし,それをかわすものであった。 研究Ⅱは、ヒトに対する熟練者のドリブル時の視点及び認知・判断メカニズムの解明するために、1対1ライン突破 ※守備者は常に同一実験者 ・被験者はドリブルで守備者をかわし,突破を図る測定を行った(条件統制: 守備者は左右のスペースを無作為に各3回ずつ意図的に空ける)。 研究Ⅰと研究Ⅱの測定は、残り数名の被験者を残すのみとなっている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度からデータ採取をしており、まだ未実施の被験者が数名いるが、研究自体はおおむね順調に進展している。
|
今後の研究の推進方策 |
2024年度は採取したデータを解析し、その解析結果を学会発表する予定である。
|