研究課題/領域番号 |
23K10698
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | びわこ成蹊スポーツ大学 |
研究代表者 |
坂本 和大 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 助手 (70964576)
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研究分担者 |
峰松 健夫 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (00398752)
禰屋 光男 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 教授 (30359640)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 炎症マーカー / 筋損傷 / 非侵襲的 / 筋タンパク |
研究開始時の研究の概要 |
競技スポーツの現場では、様々な程度の筋損傷が発生するため、損傷の程度を客観的に評価し、適切なリカバリー処方へと繋げることが重要である。近年、創傷看護学分野において開発されたスキンブロッティング法は筋で発生する炎症マーカーを非侵襲的に定量評価できる可能性が示唆されている。しかしスポーツ科学分野においてスキンブロッティング法を応用した報告はほとんどない。本研究では、スキンブロッティング法をスポーツ現場で利用するシステムを構築し日々の筋コンディション評価に応用することを目的とした。
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研究実績の概要 |
スキンブロッティング法は皮膚表面より非侵襲的に組織内の可溶性タンパク質を抽出し、皮膚の局所的状態を評価する方法である。本研究では、スキンブロッティング法を用いて高強度運動時に骨格筋から放出されるタンパク質を定量化し、筋コンディション評価法として確立することが目的である。現在、スキンブロッティング法によって健常状態での上腕筋より筋特異的タンパク質であるクレアチンキナーゼを評価することが可能であることが明らかとなった。今後は運動後のクレアチンキナーゼの動態を捕捉し、筋力や主観的疲労度との関連性を検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在までにスキンブロッティング法用メンブレンに固定した筋タンパクを生化学実験で測定するための手法の改良に時間を要してしまい、トレーニング介入などの臨床実験が十分に実施できていない。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、トレーニング介入の実験を進めていく。またクレアチンキナーゼ以外に評価が可能な筋特異的タンパクを探索するため網羅的解析の実験も進めていく予定である。
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