研究課題
基盤研究(C)
高血圧症の罹患率はいまだ増加し続け,それに伴う社会保障費の増加は大きな社会問題になっている.高血圧症の予防には運動が関与するが,麻痺等で運動制限がある運動困難者や高齢者などの低体力者に対しては,運動自体の遂行が困難であり,高血圧症予防に有効な運動プログラムは提案されていない.本研究では,「自立動作支援ロボット」装着下で行う運動プログラムを開発し,動脈機能への効果を検証する.四肢麻痺等による運動困難者,低体力者に対する高血圧症の予防に向け,ロボットを利用した新たな運動プログラムの開発を通じ,誰もが運動でき,健康を維持できる“人とロボットが共生・共創する社会の実現”を目指したい.