研究課題/領域番号 |
23K10731
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 新潟食料農業大学 |
研究代表者 |
山中 亮 新潟食料農業大学, 食料産業学科, 准教授 (50632840)
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研究分担者 |
鈴木 康弘 東京経済大学, 全学共通教育センター, 教授 (00392697)
安藤 良介 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学・研究部, 研究員 (10804792)
山代 幸哉 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 准教授 (20570782)
佐藤 大輔 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60544393)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | スプリント能力 / ランニングエコノミー / 筋電図活動 / 接地時間 / 乳酸カーブランニングテスト / ラストスパート / 二次元動作解析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,スプリントトレーニングによって,長距離走パフォーマンスがどのように向上するのかというメカニズムを,スプリント能力とREの向上に焦点を当て,筋力,筋腱の機械的機能,筋電図のデータを測定することで,スプリントトレーニングに伴う長距離走パフォーマンス向上のメカニズムを総合的に検証する.そして,様々な競技レベルの長距離走者に対してトレーニングを実施し,その効果を検証することで,幅広い競技レベルの長距離走者に対するスプリントトレーニングの有用性を検証する.このことにより,幅広いレベルの長距離走者に対して,科学的に立証された方法としてスプリントトレーニングを普及させるという目的を達成する.
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研究実績の概要 |
本研究では,スプリントトレーニングによって,長距離走パフォーマンスがどのように向上するのかというメカニズムを,スプリント能力とREの向上に焦点を当て,筋力,筋腱の機械的機能,筋電図のデータを測定することで,スプリントトレーニングに伴う長距離走パフォーマンス向上のメカニズムを総合的に検証する.そして,様々な競技レベルの長距離走者に対してトレーニングを実施し,その効果を検証することで,幅広い競技レベルの長距離走者に対するスプリントトレーニングの有用性を検証する. 今年度は、当初、スプリントトレーニングに伴う長距離走パフォーマンス向上のメカニズムのみを検証することであったが,共同研究者と協議した結果,スプリントトレーニングに加えて,ランニングエコノミーが向上すると考えられているジャンプトレーニングも実施することによって,さらなる効果が獲られるのかどうかを検証することに変更した. 今年度は予備実験として,社会人長距離走者(n = 4)を対象に,普段のランニングトレーニングに加えて,スプリントトレーニングとジャンプトレーニングを,それぞれ週に2回の頻度で6週間実施し,そのトレーニング期間の前後で,スプリント能力,ジャンプ能力および長距離走者のパフォーマンスが向上するのかどうかを検証した.その結果,長距離走者のパフォーマンス(3,000m走のタイム)は向上したが,その一方で,スプリント能力およびジャンプ能力は変化しなかったことが明らかとなった.その原因として,普段のランニングトレーニングの量が多く,スプリントトレーニングの質の低下,ジャンプトレーニングの質の低下を招いたためであると考えられる.今年度の反省点を踏まえて,トレーニングの頻度および回数を変更し,スプリントトレーニング及びジャンプトレーニングのトレーニングの質を確保できるような方法を次年度に検討する.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は、当初、スプリントトレーニングに伴う長距離走パフォーマンス向上のメカニズムのみを検証することであったが,共同研究者と協議した結果,スプリントトレーニングに加えて,ランニングエコノミーが向上すると考えられているジャンプトレーニングも実施することによって,さらなる効果が獲られるのかどうかを検証することに変更した. 新たなことを追求するために必要なトレーニングプロトコルを作成することに今年度は焦点を当てていたため,当初の計画よりはやや遅れている状況にある.
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今後の研究の推進方策 |
予備実験を実施したことで当初の計画よりも遅れを取っているが,新たなトレーニング方法の結果を明らかにすることに,より有益性があると考えられる.すでに次年度に向けたトレーニング実施の計画を各関係者と協議・立案しているため,トレーニング方法が定まり次第,実験を実施することが可能である.
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