研究課題/領域番号 |
23K10747
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 平成国際大学 |
研究代表者 |
久保 潤二郎 平成国際大学, スポーツ健康学部, 教授 (10360728)
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研究分担者 |
畑中 翔 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (50968518)
田中 登志雄 (柳谷登志雄) 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70329077)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 育成モデル |
研究開始時の研究の概要 |
国内外で子どもの体力、運動能力の発達過程を示した育成モデルが報告されている。しかし、現在の早熟化した子どもやアスリートの育成モデルに当てはめてよいのかといった議論がある。さらに、子どもの早期専門化による弊害が懸念されている。そこで本研究では、第1に一般の子どもと運動能力の高い子どもの各能力の発達の著しい時期を明らかにする。第2に運動能力の高い子どものその能力を獲得した要因を明らかにする。第3に子どものスポーツ障害のリスクを高める要因を明らかにする。以上を通して、本研究では一般の子どもからアスリートを目指す子どもまでのスポーツ障害の予防を考慮した育成モデルを作成する。
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研究実績の概要 |
第1の調査:一般の子どもと運動能力の高い子どもの育成モデルの作成のために、埼玉大学附属小学校児童に新体力テストと生活習慣、運動習慣のアンケート調査を実施した。運動習慣の有無と睡眠時間の関係を分析し、運動習慣のある子どもでは、睡眠時間が長くなる傾向にあることが明らかとなった。これまで取得したデータを含めて、各体力、運動能力の発達量の最大となる年齢を分析している。
第2の調査:運動能力の高い子どもの能力獲得要因の調査として、運動能力の高い子どもを選抜して活動量計を装着させ、活動量、運動時間・強度等を評価することを予定していたが、今年度はその計測装置の選定及び評価方法の検討を行った。
第3の調査:スポーツ障害と運動時間・実施頻度の調査として、小中学生で接骨院に通院している子どもを対象に、運動習慣、生活習慣を調査する予定であったが、今年度は調査内容の検討と保護者の同意を得る方法を検討した。保護者の同意を得る方法を決定するのに時間を要したが、接骨院側との調整もほぼ終了し、実際の調査を実施する準備が整った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
子どもに活動量計を装着させ、1週間分の活動量、運動時間・強度等を評価することを予定していたが、装置を装着することの負担、分析の手間、装置のバッテリー持続時間等を考慮し、より適した装置を選定するのに時間を要した。 また、小中学生で接骨院に通院している子どもを対象に、スポーツ障害と運動習慣、生活習慣を調査する予定であったが、保護者への同意を得る方法を接骨院側と調整するのに時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、埼玉県のタレント発掘事業で発掘された体力、運動能力の高い子どもの実際の活動量を活動量計を用いて計測する。また、接骨院に通っている小中学生を対象に、スポーツ障害と運動習慣、生活習慣の調査を実施する。また、一般の子どもの新体力テストの測定と運動習慣、生活習慣の調査も継続して実施し、体力、運動能力の最大発達年齢との関係を分析していく。
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