研究課題/領域番号 |
23K10759
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
山崎 朱音 横浜国立大学, 教育学部, 准教授 (40609301)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 創作ダンス / 指導と評価 / 即興表現 / ひと流れの動き / 表現系ダンス |
研究開始時の研究の概要 |
即興表現を指導する際の「動きをみる力」の特徴を明らかにするために、教師が学習者の動きの「何/どこ」に注目し、どのように評価して指導をするのか、指導時の教師の「視線」と「動きの評価の観点」の関連を明らかにする。このため、舞踊教育の熟練指導者ならびに教員養成課程の学生を対象に、①資料映像を視聴した実験と、②即興表現を指導する場面を想定した実験を行い、即興表現の指導時の視線と評価内容との関係について検討し、熟練指導者の「動きをみる力」の特徴を明らかにする。さらに、③現職教員の「動きをみる力」がどのように成長/変容するのかを明らかにする。
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研究実績の概要 |
①研究計画を立てた背景事情 中学校学習指導要領でダンスが必修化(文部科学省,2008)されて以降,現職教員によるダンスの指導が課題となっている(中村,2009)。特に,表現系ダンスの技能である即興表現では,予測できない学習者の動きに対して即興的な指導が求められることから,特に指導が困難だとされている(山崎,2013;成瀬ほか,2004)。即興表現の指導では,即座に学習者の動きの良し悪しを判断する「動きをみる力」が必要だとされているが(山崎,2021),この「動きをみる力」とは具体的にどのような能力なのか,これまでに明らかにされてこなかった。 ②本研究によって解決しようとする課題とそれによる社会的意義 本研究は,即興表現を指導する際の「動きをみる力」の特徴を明らかにするために,教師が学習者の動きの「何/どこ」に注目し,どのように評価して指導をするのか,指導時の教師の「視線」と「動きの評価の観点」の関連を明らかにする。このため,舞踊教育の熟練指導者ならびに教員養成課程の学生を対象に,①資料映像を視聴した実験と,②即興表現を指導する場面を想定した実験を行い,即興表現の指導時の視線と評価内容との関係について検討し,熟練指導者の「動きをみる力」の特徴を明らかにする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和5年度は,教員養成課程の学生を対象に,資料映像を視聴した実験を実施した。この点については,研究計画の通りの進捗である。 しかし,同実験を舞踊教育専門家(熟練指導者)を対象に実施する計画を立てていたため,その点について研究の遂行が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は,舞踊教育専門家を対象に,資料映像を視聴した実験行う。令和5年度の研究結果を比較し,熟練指導者と未熟練指導者の「視線」と「評価の観点」の相違を検討する。
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