研究課題/領域番号 |
23K10760
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
松浦 亮太 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (10551278)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 筋疲労 / 末梢性疲労 / 中枢性疲労 |
研究開始時の研究の概要 |
低強度負荷による持続的筋収縮直後に大きく余力が残ること(超過筋力が生じること)に注目し,低強度負荷による疲労困憊直後に大きな超過筋力が生じる原因を検討する。具体的な検討内容は以下の3点である。
① 疲労困憊の判断基準の違いは疲労困憊直後の超過筋力に影響を及ぼすか。 ② 疲労困憊の判断基準に使われる強度と継続時間は筋力発揮機能を回復させるか。 ③ 低強度負荷による疲労困憊は長時間継続する筋収縮時の苦痛に由来するか。
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研究実績の概要 |
一定筋力を発揮し続けるとやがて維持ができなくなる。疲労困憊と呼ばれるこの現象が生じる原因は明確にされていないが,疲労困憊直後に最大努力で短時間の筋力発揮を行うと,疲労困憊時の筋力を超える筋力(超過筋力)が見られるため,疲労困憊は意識的な筋力維持の中断であるという考えが示されている。言い換えると,疲労困憊時には余力が残されているということである。しかしながら,疲労困憊直後の超過筋力を生み出す(=余力が残る)原因については明らかにされていない。 本研究では,疲労困憊が起こる原因を明らかにすることを目的とし,低強度負荷による疲労困憊時になぜ余力は残るのかという問いに答えるため,『低強度負荷の筋力維持における疲労困憊の判断基準が筋力発揮機能の回復と超過筋力に及ぼす影響』,『低強度負荷の筋力維持における痛みの軽減が疲労困憊と超過筋力に及ぼす影響』を検討する予定であったが,予備実験において,筋収縮時の筋動員について事前の計画よりも詳細に検討する必要性が生じたため,高密度表面筋電図の購入を検討した。その結果,前倒し申請および申請が認められてから当該製品の競売入札まで研究を進めることができなかった。そのため,現状で報告できる新たな研究成果はない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新たに高密度表面筋電図の購入を検討し,前倒し申請および申請が認められてから当該製品の競売入札が2024年3月までかかり,予備実験以外の内容を進められていないため。
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今後の研究の推進方策 |
購入した高密度表面筋電図の使用方法や解析方法を早急に理解し,予定していた実験をまとめる,もしくはスピーディーに実施するなど,これまでの遅れを取り戻すために努力する。場合によっては1年の延期を考えている。
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