令和4年度から高等学校保健体育の授業で「精神疾患の予防と回復」を全ての生徒が学んでいるが、円滑な授業の実施のためには、保健体育教員自身が精神疾患を身近なものと捉えることが重要である。そこで、精神疾患に係る教科書や資材の内容を検討後、学校教員を対象に学校精神保健とスポーツが関与する精神的問題に関する調査を行い、その分析結果の情報提供やモデル的授業の実施分析を通して、学校保健教育におけるスポーツ精神医学的知見の活用による学校教員や生徒の精神疾患の理解と対処力の向上を図り、保健分野だけではなく、保健体育教育における「体育と保健の効果的な融合的学習」を目指す。
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