研究課題/領域番号 |
23K10790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京有明医療大学 |
研究代表者 |
小山 浩司 東京有明医療大学, 保健医療学部, 准教授 (70563469)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 不良姿勢 / 小学生 / 足圧中心の位置 / 姿勢 / 子ども |
研究開始時の研究の概要 |
現代の子どもの姿勢は、立位、座位ともに大きく崩れている。その原因の一つとして、子どもの身体の大きさに小学校で使用する机や椅子のサイズが適合していないことが問題とされているが、十分にわかっていない。本研究では、初年度より小学校に通う児童を対象に身体特性と姿勢(脊柱アライメント)の評価を行い、普段使用している机・椅子の適合度が子ども姿勢にどのような影響を与えているかを調査していく。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、子どもの姿勢が崩れる原因を解明することであった。その原因の一つとして、子どもの身体の大きさに小学校で使用する机や椅子のサイズが適合していないことが考えられる。 本年度は小学校に通う児童を403名(男子208名、女子195名)を対象に姿勢(脊柱アライメント)と姿勢によって偏移する可能性のある立位時の足圧中心の位置の評価を行った。その結果、対象児童の25.3%(104/403)が胸椎の過度後弯、いわゆる猫背姿勢を呈していることが明らかとなった。また足圧中心の位置はかなり後方(踵から約30%)であることが明らかとなった。 また椅子の適合度の調査のために、座面の高さを決定する指標のひとつである下腿長の特徴についても調査を行った。その結果、生物学的に下腿長には左右差が存在しないことが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は小学校に通う児童を対象にデータ収集を行うことができた。当初の予定では、小学校で使用している既存の机や椅子が児童の身体に適合しているか否かの調査を行う予定であったが、まずは児童の立位での姿勢および足圧中心の位置の測定と解析を行った。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は当初の予定どおり、子どもの身体の大きさに小学校で使用する机や椅子のサイズが適合しているのかを調査する予定である。その調査の結果が、本年度に収集することのできた小学生の姿勢や足圧中心の位置にどのような影響を与えているのかを検討していく予定である。また既存の机と椅子に加え、姿勢改善のためのオリジナルの椅子を作成し、同じく効果、検証を行う予定である。
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