研究課題
基盤研究(C)
現在、世界で最も増加傾向にある肝疾患は、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)である。しかしながら、NAFLDの病態は完全には明らかでなく、その予防や治療方法も確立されていない。近年、NAFLDと精神的健康問題には、潜在的な双方向性の関連が存在していることが明らかとなってきた。一方で、NAFLDに対する心理的なアプローチによる介入研究の報告は、ほとんどない。最近、我々は、身体及び精神的健康の両方に良い影響をもたらすとして注目されている心理的要因である「笑い」が、脂肪肝に影響を与える可能性を見出した。本研究の目的は、笑いの増加を含んだ介入を実施することで、NAFLDの改善を行うことである。