研究課題/領域番号 |
23K10812
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 星城大学 |
研究代表者 |
林 浩之 星城大学, リハビリテーション学部, 准教授 (40440820)
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研究分担者 |
冨山 直輝 星城大学, リハビリテーション学部, 准教授 (00367872)
大古 拓史 星城大学, リハビリテーション学部, 講師 (60715126)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 脳由来神経栄養因子 / 麻痺 / 運動 / 脳卒中 / 有酸素運動 / 認知 |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中後,麻痺や認知機能低下の後遺症発生率は高く,患者の活動制限や社会参加制約を惹起するため麻痺や認知機能への対策はより一層の進展が求められる. 本研究では,脳卒中後の麻痺と認知機能への新規アプローチとして有酸素運動を導入し, ① 有酸素運動によるBDNF量の動態,②麻痺や認知機能回復への効果,③BDNF量と機能回復 との関連性について臨床実践を通して検証し,有酸素運動の臨床応用への可能性探索に挑む.
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研究実績の概要 |
脳卒中後,麻痺や認知機能低下の後遺症発生率は約80%と高く,患者の活動制限や社会参加制約を惹起するため麻痺や認知機能への対策はより一層の進展が求められる.本研究の目的は,脳卒中後の麻痺と認知機能への新規アプローチとして有酸素運動を導入し,① 有酸素運動によるBDNF量の動態,②麻痺や認知機能回復への効果,③BDNF量と機能回復との関連性について臨床実践を通して検証し,有酸素運動の臨床応用への可能性探索に挑むことである.2023年度は,臨床現場の患者を対象とし,有酸素運動による麻痺の重症度,認知機能,そして各研究対象者の血液データについてその変化をを分析する計画を立てていた.実際,2023年度は,5名の対象者が参加し,有酸素運動とストレッチ運動群の2群に研究対象者を分け,それぞれのデータを収集した.麻痺については上肢麻痺重症度測定,上肢機能検査(ARAT)等,認知機能については全般的認知機能検査や注意機能検査等,血液データは脳由来神経栄養因子(BDNF),Irisin等を検査した.参加者が5名とすくないものの記述的統計からは,ストレッチ運動よりも有酸素運動を導入した群において麻痺や認知機能に改善傾向がある可能性が示された.ただし,今後,研究参加者が増え,統計学的な分析によって結果が異なる可能性がある.2024年度以降,研究参加者を増やしていくことによって,より正確な分析結果を示していきたい.本研究が進捗することにより,多くの脳卒中患者と臨床現場に役立つと考える.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究では,入院している脳卒中患者を対象としている.研究協力施設に入院する脳卒中患者がどの程度となるかは不明な点も多いが,研究対象者のリクルートにおいては,研究協力施設の職員の協力を得られており,進捗はおおむね順調である.
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は,研究協力施設が1施設であったが,新たに2施設増やしたことによてより多くの研究対象者をリクルートできると考える.検査や測定,運動導入等の研究実施内容については,確立できたため継続してデータを収集する.
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