研究課題/領域番号 |
23K10819
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
中島 英彰 国立研究開発法人国立環境研究所, 地球システム領域, 主席研究員 (20217722)
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研究分担者 |
本田 由佳 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (40749553)
坂本 優子 順天堂大学, 医学部, 准教授 (90465047)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ビタミンD / 紫外線 / 紅斑紫外線 / ウェアラブルデバイス / スマートフォン / 太陽紫外線 / UV-B |
研究開始時の研究の概要 |
近年特に若年女性の間でビタミンD(VD)不足・欠乏状態が増えていることが報告されている。本研究では、計算によって求められたVD生成量と実際のVD濃度との相違の原因を調べるために、UV-Bに感度があるセンサーチップを用い、ウェアラブル紫外線計測センサーを開発する。これを対象となる被験者に装着してもらい、実際の日常生活の外出時に浴びた紫外線強度を測定する。2週間程度の被験の前後で対象者から採血し、血中VD濃度を測定する。このことによって、健康な生活を送るために必要な外出時間や紫外線照射時間を明らかにし、最近の日本人のVD不足の解消を目指す。
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研究実績の概要 |
初年度にあたる2023年度は、まず小型の紫外線計測デバイスの試作を行った。そのため、太陽光強度を数値化し、日光浴時間を推定・記録できる持ち運び可能なデバイスの開発に着手した。試作したデバイスは、サイズが145×85×15 mm、重量が約80 gのものを製作した。また、気軽に持ち運んでもらえるよう、バッグなどに装着可能とし、治験者とともに移動してもらうことで、その日に浴びた太陽紫外線の量を推定することを可能とした。 また、同時に、データを可視化するためのスマートフォンアプリの開発も行った。スマートフォンアプリには、ホーム画面の下に、以下の3つのActionを示すページを配置した。1つ目はHealth Action。このレイヤーでは、日光浴によるビタミンD生成量を、疾病リスクのファクトをもとに最大5つのレベルに分けて、平均的な値として推定可能とした。2つ目はBeauty Action。このレイヤーでは、紅斑が現れるまでの1 MEDに至るまでの平均的な時間をもとめ、注意アラートとして使用者に知らせることを可能とした。最後はWellness Action。ここでは、日々の健康を回復し、QOLの向上へつなげていくために、生体リズム調整及び睡眠の質を高める事が期待される日光浴条件を、使用者に提示することを可能とした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画に示した通り、初年度に行う予定であった、小型の紫外線計測デバイスの試作とスマートフォンアプリの開発は、ほぼ計画通りに実施し、予定通りの進捗を遂げることが出来た。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、本研究で開発したウェアブルデバイスを装着し、日々の生活の中で実際に日光浴を行ってもらう治験者をリクルートし、本デバイスによる血中ビタミンD濃度の改善効果を調査する予定である。その際、指標によって示される最適な日光浴を意識的に行ってもらうグループと、それとは別に通常の生活を送ってもらうグループに分けて、それぞれ血中ビタミンD濃度の改善に差があるかどうかを調べる予定である。
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