研究課題
基盤研究(C)
本研究では肥満に保護的だと考えられている短鎖脂肪酸が維持し、代謝を正常に保つ腸管免疫細胞の正常な食後応答を明らかにし、その正常機能を肥満状態で維持することが肥満、また肥満に伴ってリスクが上昇する心血管疾患などの合併症を抑制しうるか検討する。食前食後の腸管免疫細胞の1細胞レベルの遺伝子発現変化、正常な短鎖脂肪酸濃度に接する初代培養マクロファージの遺伝子発現を検討し食後の正常な機能を維持する因子を明らかにする。特に食事摂取後の腸管免疫細胞の応答は炎症を増強しうる因子の発現も含まれるため、過剰な炎症を避けて正常な応答を維持する細胞内因子を探索しその機能を病態モデルで解析する。