• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

慢性腎臓病において食餌時間制限が腎臓の代謝および骨格筋萎縮に及ぼす影響の検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K10851
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関熊本県立大学

研究代表者

吉田 卓矢  熊本県立大学, 環境共生学部, 准教授 (80622448)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード慢性腎臓病 / 食餌時間制限 / 運動 / サルコペニア / 食餌時間 / 制限給餌
研究開始時の研究の概要

食事を食べる時間を制限したり運動をすることは、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病に有効であることが知られている。近年、慢性腎臓病(CKD)においてエネルギーの代謝異常が病態の悪化に関係してことが明らかとなってきた。糖尿病や脂質異常症はCKDに関連する疾患であるが、これらの疾患に有用な食事の摂り方がCKDにも有用かは明らかでない。また、腎臓を守るための食事療法については科学的根拠が乏しく不明な点が多い。本研究では、モデル動物を用いて食餌の摂取時間の制限がCKDの病態や運動の効果に及ぼす影響を明らかにする。

研究実績の概要

慢性腎臓病では、腎臓の代謝異常が確認され、代謝異常によって腎障害がさらに進展することが明らかとなっている。本研究では、代謝異常に有効であると考えられる食餌時間の制限が慢性腎臓病の病態に及ぼす影響を検討することを目的とする。また、近年、慢性腎臓病において骨格筋のサルコペニアが予後に影響することから、食餌時間の制限が運動の効果に及ぼす影響も検討し、慢性腎臓病における食餌療法および運動療法について腎障害とサルコペニアの両サイドから検討することを目的とする。2023年度は、長期的に高脂肪食を与え腎機能を低下させることで、ヒトの生活習慣病に合併する腎障害を想定した慢性腎臓病モデルマウスの作成を実施した。その結果、高脂肪食負荷3カ月頃から尿中アルブミン排泄量が健常のマウスに比べて増加し、4カ月目では有意に増加したたため、本研究で用いる慢性腎臓病モデルマウスは4カ月の高脂肪食摂取にて作成する条件を決定した。作成した慢性腎臓病モデルマウスを用いて、食事制限給餌および持久性運動を行う実験を8週間実施した。慢性腎臓病モデルマウス作成後に、食事時間制限給餌や継続的な運動負荷の実験を実施し、今後詳細な検討をするために腎臓および骨格筋の採取を行った。本実験に必要なマウスの数を一度の実験で飼育することは困難であり、また、慢性腎臓病モデルマウスの作成と実験期間を併せると計6か月以上要するため、2024年度も引きつづきマウスを飼育し、サンプルを採取する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画通りに高脂肪食を持続的に与えて慢性腎臓病モデルマウスを作成し、サンプルを採取することができたため、おおむね順調に進展していると評価した。

今後の研究の推進方策

2023年度は実験に必要な慢性腎臓病モデルマウスを作成し、組織サンプルを採取した。また、一度に飼育できるマウスの数に限りがあるため、2024年度も引き続き慢性腎臓病モデルマウスを作成し、実験を行い組織サンプルを採取する予定である。2024年後半には、サンプルの採取が完了するため、慢性腎臓病による腎組織学的評価を行う。さらに本研究の目的である食事制限給餌と運動が慢性腎臓病モデルマウスの腎障害および骨格筋の変化に対する影響を検討する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 持久性運動が肥満関連腎臓病モデルマウスの腎臓に及ぼす影響の検討2024

    • 著者名/発表者名
      池田結李、吉田卓矢
    • 学会等名
      第27回日本病態栄養学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi