研究課題
基盤研究(C)
多くの研究が肥満対策に取り組む一方、やせ対策も重要な社会的課題であるが、具体的にやせの者が心血管疾患(CVD)リスクを伴わずに増量する方法は確立されていない。申請者は、これまでに肥満者における減量が動脈硬化度にポジティブな効果をもたらすことを報告してきたが、過度な減量をせずとも動脈硬化度が低下することを示した。そこで本研究では、若年者の無理なダイエットや高齢者のフレイル予防等のやせ対策と肥満者の過度な減量を強いる社会問題の両者を解決しようと、栄養学的な横断調査や介入研究による実践からCVDリスクを伴わない増量をもたらす食事改善法を明らかにしようとする3年間の研究計画である。