研究課題
基盤研究(C)
本研究では、脂質代謝への寄与が不明であるタンパク質 Selenium binding protein 1(SBP1)について、非アルコール性脂肪肝発症/進行制御(重症化)の分子機構への寄与の解明を目指す。研究代表者は、SBP1欠損が栄養素過剰摂取による脂肪肝の重症化に影響を及ぼす可能性をすでに見出している。そこで本研究では、SBP1 欠損の影響の栄養素ごとの違いのメカニズムの解明や、SBP1が多いとき・少ないときの脂質代謝への影響の解析を通じて、SBP1による脂肪蓄積制御の観点からの脂肪肝重症化の分子機構の解明を目指す。