研究課題
基盤研究(C)
肝がんは、本邦の悪性腫瘍の死因の第5位を占めており、その新規の診断法や治療法の開発は喫緊の課題である。これまでに我々は、血清Lm-γ2単鎖(Lm-γ2m)が肝がんの診断、発がん予測、遠隔転移予測のバイオマーカーになることを見出した。さらに、in vivo、in vivoの解析より、Lm-γ2mは肝発がん及び悪性化進展への寄与が示唆された。しかしながら、Lm-γ2mが肝発がんのどれくらい前より肝臓に影響を及ぼしているか明らかでない。そこで、肝がんの前段階の一つである非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に着目し、in vivo、in vitro解析を行うことを計画した。