研究課題
基盤研究(C)
世界的に認知症高齢者の増加は社会問題である.血流制限運動は,成長ホルモンの増大により運動器機能の向上に繋がることから,高齢者のロコモティブシンドローム関連疾患予防として高い有効性が示されている.その一方で,血流制限運動が認知機能に及ぼす効果については,研究報告が極めて限定的で仮説の検証はなされていない.本研究の目的は,①認知機能の改善・向上をもたらし得る一過性の血流制限運動の運動強度ならびにカフ圧等の至適条件を若年者および高齢者でそれぞれ探索・検討すること,①で得られた知見を元に②血流制限トレーニングが高齢者の認知機能および運動器機能に及ぼす効果を検討することである.