研究課題
基盤研究(C)
唾液分泌障害は現在まで有効な治療法が確立されておらず対症療法に留まっている。更には唾液分泌障害の原因の 1 つとされている老化が唾液腺にどのようなタイミングとメカニズムで影響を与えるかは明らかではない。そこで本研究では老化が唾液腺の機能に与える影響を解明するため、マウスの老化に伴う唾液腺の機能低下と構成細胞の分子機構の挙動をトランスクリプトーム解析により網羅的に明らかにする。そして既存の senolysis 誘導化合物を使用し、老化細胞の除去効果を検証することで唾液腺分泌障害の新規治療法の基盤を構築する。以上の計画により唾液腺の分子機構を基軸とした唾液分泌障害に対する新規治療法の開発を目指す。