研究課題/領域番号 |
23K10913
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
酒井 学 天理大学, 医療学部, 講師 (50643376)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 老化 / 唾液腺 / 唾液分泌障害 / 老年医学 / 口腔科学 / 免疫学 |
研究開始時の研究の概要 |
唾液分泌障害は現在まで有効な治療法が確立されておらず対症療法に留まっている。更には唾液分泌障害の原因の 1 つとされている老化が唾液腺にどのようなタイミングとメカニズムで影響を与えるかは明らかではない。そこで本研究では老化が唾液腺の機能に与える影響を解明するため、マウスの老化に伴う唾液腺の機能低下と構成細胞の分子機構の挙動をトランスクリプトーム解析により網羅的に明らかにする。そして既存の senolysis 誘導化合物を使用し、老化細胞の除去効果を検証することで唾液腺分泌障害の新規治療法の基盤を構築する。以上の計画により唾液腺の分子機構を基軸とした唾液分泌障害に対する新規治療法の開発を目指す。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は「老化が唾液腺の機能に与える影響を解明し、唾液分泌障害の新規治療法の基盤構築をする」ことである。唾液分泌障害は現在まで有効な治療法が確立されておらず対症療法に留まっている。更には唾液分泌障害の原因の1つとされている「老化」が唾液腺にどのようなタイミングとメカニズムで影響を与えるかは明らかではない。そこで本研究では「老化が唾液腺の機能に与える影響」を解明するため、マウスの老化に伴う唾液腺の機能低下と唾液腺構成細胞の分子機構の挙動をトランスクリプトーム解析により網羅的に明らかにする。以上の計画をもって唾液腺細胞の分子機構を基軸とした唾液分泌障害に対する新規治療法の開発を目指す。 今年度はマウスを年齢別に分類して唾液腺の機能を形態学的・機能学的に明らかにするため、C57BL/6Jマウスを4,8,12,20,22,24か月齢毎に使用する。そしてそれぞれの月齢マウスの、①食餌量、飲水量、体重変化の測定、②免疫染色による機能マーカー(細胞増殖:EdUとKi67、腺房細胞:aquaporin-5、導管上皮細胞:cytokeratin-19、筋上皮細胞:cytokeratin-14、唾液分泌腺:muscarinic acetylcholine receptor M3)の発現量の確認を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
20,22,24か月齢マウスの飼育に時間がかかるため。
|
今後の研究の推進方策 |
今年度のはじめにはすべての週齢マウスが揃い、各種マーカーもすでに購入済みであるため、研究計画通りに勧められる予定である。
|