研究課題
基盤研究(C)
ナイーブT細胞から分化してできる制御性T細胞(Treg細胞)は、過剰な免疫応答を抑制する働きをもつ。そのため、人為的なTreg細胞の誘導は、炎症・アレルギー疾患等の新規予防・治療法の開発につながる。しかしながら、Treg細胞は、安定性に問題がある。本研究では、Treg細胞への分化のマスター遺伝子であるFoxp3の発現を調整する食品成分の探索を行い、これら食品成分がTreg細胞を安定的に誘導し得るか、また実際に、炎症・アレルギー疾患を抑制するか検証する。これにより、安価で安全性の高い食品成分による疾患予防・改善法の開発を目指す。