研究課題
基盤研究(C)
申請者がARF-DTRマウスやaP2-CREG1-Tgマウスなどの遺伝子改変マウスを用いた基礎老化研究で得てきた情報を効率的に臨床応用するには、まずヒトとマウスの細胞老化誘導機構の差異について解明することが一助となるが、それらについてはほとんど知見がないのが現状である。本研究では、細胞老化の主要な制御因子であるARFがコードされているヒトCDKN2A遺伝子の一部を導入したノックインマウス (ARF-EX2HU) を新規に作製し、ヒトとマウスのARF生理機能の差異を解明する。加えて、ヒトの細胞老化制御機構を体現するマウスで、寿命及び加齢性疾患の進行程度に影響が認められるかについて解析する。