研究課題/領域番号 |
23K10934
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
宮田 聖子 名古屋大学, 医学系研究科, 特任講師 (40560917)
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研究分担者 |
野田 明子 中部大学, 臨床検査技術教育・実習センター, 教授 (80252287)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 睡眠時異常行動 / 小型筋電計 / パラソムニア / 周期性四肢運動障害 / ウェアラブル筋電計 / ウェアラブル脳波計 |
研究開始時の研究の概要 |
睡眠時の異常行動は高齢者において比較的よく認められる所見であるが、睡眠ポリグラフ検査の煩雑さから睡眠が妨げられ正確な評価ができないことが多い。本研究では、睡眠ポリグラフ検査と小型筋電計を同時記録することで小型筋電計の記録精度を検証する。加えて、在宅にて小型筋電計と小型脳波計を組み合わせ記録することで、在宅での検査の精度の確認および評価性能へ影響を与える因子の検証を実施する。本研究により、睡眠中の異常行動の早期発見や適切な医療介入、定期的な検査による薬効評価や予後予測への応用が可能となると考えている。
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研究実績の概要 |
高齢者における睡眠中の異常行動(レム睡眠行動障害、周期性四肢運動障害)は、睡眠の妨げになるだけでなく、認知症をはじめとする神経変性疾患の前駆症状としても重要である。睡眠評価は睡眠ポリグラフ検査で行うが、異なる睡眠環境と多数のセンサーにより高齢者は特に睡眠が妨げられることが多い。また簡便な検査法の開発も行われてきたが確立された方法は未だない。申請者は簡便な検査方法による睡眠障害評価手法の開発を行ってきた。さらに小型脳波計に小型筋電計を加えることで、睡眠中の異常行動評価の可能性を検証している。 本研究では、①申請者が検査の妥当性を評価した小型脳波計と小型筋電計を用いた睡眠時の筋活動評価法の妥当性検証と②簡易な検査と睡眠ポリグラフ検査との結果相違に影響を与える因子を明らかにする。本研究により、睡眠中の異常行動の早期発見や適切な医療介入、定期的な検査による薬効評価や予後予測への応用が可能となると考えている。 2023年度は、34名から同意を得てデータを取得した。取得したデータ3名の睡眠ポリグラフ検査の結果を解析し、睡眠中に意図しない脚動が出現し、診断基準を満たす脚動があったものは9名であった。本年度も、引き続きデータ取得を進め、症例数の蓄積を目指していく。また、睡眠ポリラフ検査の取得デーと筋電計の取得データとの比較を進めていく。さらに、臨床情報を取得し、睡眠ポリグラフ検査結果や筋電計結果との比較を進めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
睡眠ポリグラフ検査が順調に実施され、症例数を十分に収集できている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続きデータ取得を進め、症例数の蓄積を目指していく。また、睡眠ポリラフ検査の取得デーと筋電計の取得データとの比較を進めていく。さらに、臨床情報を取得し、睡眠ポリグラフ検査結果や筋電計結果との比較を進めていく。
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