研究課題/領域番号 |
23K10941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
新屋 政春 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10405277)
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研究分担者 |
佐藤 健司 京都大学, 農学研究科, 教授 (00202094)
松田 修 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00271164)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 抗ウイルス |
研究開始時の研究の概要 |
食品でウイルスを不活化することができれば、口腔内や消化管粘膜を通じて感染するウイルスに対する感染抑制効果が、食することによって得られる可能性が期待される。我々は、食品由来のある成分に種々の処理を加えることにより、複数のウイルス種を不活化する活性を見出し、その一部については部分的な濃縮精製に成功している。そこで本研究では、この活性成分を同定し、そのウイルス不活化のメカニズムの解析等を行うことにより、感染抑制に有用な新規の抗ウイルス化合物を開発することを目的とする。
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研究実績の概要 |
食品でウイルスを不活化することができれば、口腔内や消化管粘膜を通じて感染するウイルスに対する感染抑制効果が、食することによって得られる可能性が期待される。本年度は、食品由来の成分に種々の処理を加え、ウイルスを不活化する条件を見出した。さらにウイルス不活化能が高い化合物の分画濃縮に成功した。感染者が化合物を摂取することにより、飛沫を介したヒト-ヒト間の感染の拡大を抑制できる可能性が考えられる。本研究の成果は、今後さらに発生するかもしれない新興ウイルス感染症の発生時にその感染拡大を抑制する方策につながる可能性がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ウイルスを不活化する新規化合物の生成条件を決定することできた。さらに抗ウイルス効果の高い新規化合物の分画濃縮に成功した。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定どおり、抗ウイルス効果が高い新規化合物を大量調製してその構造を決定する。さらに化合物がウイルスを不活化するメカニズムを解析する。また処理の方法を最適化する。
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