研究課題/領域番号 |
23K10952
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
豊國 賢治 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, アレルギーセンター, 医師 (60869858)
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研究分担者 |
大矢 幸弘 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, アレルギーセンター, センター長 (80392512)
野村 伊知郎 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 好酸球性消化管疾患研究室, 室長 (90392513)
山本 貴和子 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, アレルギーセンター, 室長 (40725115)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 食物蛋白誘発胃腸炎 / 食物経口負荷試験 |
研究開始時の研究の概要 |
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)は、診断や寛解確認の目的で食物経口負荷試験(OFC)が有用だが、即時型食物アレルギーのOFCと実施方法が大きく異なり、実施可能な施設が少ない。本研究では、以下の①~③を実施する。 ①わが国のFPIESに対するOFCの実態調査―OFC実施ニーズや課題の抽出 ②FPIESに対する一般医療機関向けOFCプロトコールの開発 ③OFCプロトコールの有用性と実行可能性の評価:多施設共同前向き研究 わが国のFPIESに対するOFCの実態を明らかにし、一般医療機関でも安全に実施出来る有用なOFCプロトコールを開発し、普及させることを目的とする。
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研究実績の概要 |
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)と診断または疑われた前向き観察研究参加者の食物経口負荷試験(OFC)について解析を行った。73名、94件のOFCを実施した。負荷食物は、鶏卵67件、牛乳15件、大豆7件、小麦2件、軟体類2件、米1件であり、発症からの期間は中央値13ヶ月(2ヶ月-63ヶ月)、診断からの期間は中央値10ヶ月(0ヶ月-61ヶ月)であった。OFCの結果は、陰性70件(74%)、陽性11件(12%)、即時型症状4件(4%)、判定不能(軽微な症状や感染症の合併等)9件(10%)であった。11件(12%)で輸液を行い、4件(4%)でステロイド投与を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
一般小児科医を対象としたアンケート調査の実施が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
一般小児科医を対象として、FPIESの診療実態やOFCに関するアンケート調査を実施し、OFCの実態や課題を明らかにする予定である。その結果と、当センターで実施したOFCデータから、一般医療機関でも安全に実施できるOFCプロトコールを開発する予定である。
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