研究課題/領域番号 |
23K10967
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
深津 章子 聖徳大学, 人間栄養学部, 准教授 (10709778)
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研究分担者 |
森 直子 聖徳大学, 人間栄養学部, 准教授 (90458670)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖尿病 / 加工食品 / 献立 / 食事療法 / 食事の質 / Plate method |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病の食事療法において、自宅での調理を前提として食材の組み合わせを示す指導が難しくなっている。調理の手間をかけずに満足感を得られる加工食品の利用が増えていることが一因とされる。高度に加工処理された食品を多く摂取する人の食事の質は低く、生活習慣病にも罹患しやすいことが報告されている。 本研究では、日本の食生活において高度な加工食品をどのように分類するかを検討したうえで、糖尿病患者における加工食品摂取と疾病管理との関連を明らかにする。次に、加工食品の摂取が多くなりやすい多忙で調理技術が低い者でも実践できる食事法として日本版Plate Methodを確立し、血糖高値の対象者に対する効果を検証する。
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研究実績の概要 |
2型糖尿病の治療において、食事療法は全ての患者にとって必要な基本的治療である。食事療法では、適切なエネルギー摂取により適正体重を維持するとともに、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることが重要である。これらの食事を指導するために、『糖尿病食事療法のための食品交換表(以下、食品交換表)』が50年以上にわたり用いられてきた。6つの食品グループから指示単位数に相当する量を選ぶことにより、適切なエネルギー量の各栄養素が過不足しない献立を立てることができるものである。 ところが、患者の高齢化や単身世帯の増加などにより、自宅で食材から調理しない例が増加しているため、食材を選んで調理することを前提とした『食品交換表』を用いた指導が実施しにくくなっている。農水省の報告によると、国内消費食品のうち加工食品として消費される割合は5割を超え、外食を含めると8割以上となっている。医療機関等における栄養食事指導では、これらの状況に応じて、外食や中食(コンビニ食)等に対する栄養食事指導を実施しており、その重要性が年々高まっている。 一方、糖尿病患者がどの程度、加工食品や中食を利用しているのかの実態は不明であり、その報告はほとんどみられない。そこで、糖尿病をもつ人と糖尿病のない人を対象に主食系調理食品の摂取状況を調査するための調査用紙を検討した。 また、日本版Plate Methodを開発するために、規定された茶碗、汁椀、一皿を用いた献立データベースを作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度に計画していた、被験者に食事を準備してもらう介入試験が実施できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
アンケート調査の結果を分析し、糖尿病患者における加工食品の使用実態を把握するとともに、日本版Plate Methodの妥当性評価のための研究を実施する。
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