研究課題/領域番号 |
23K10968
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
長谷川 瑠美 杏林大学, 保健学部, 講師 (90453521)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | エクリン汗腺 / 交感神経 / ニューロトロフィン / 免疫組織化学 / ラット / p75 / 組織化学 / 無毛部 |
研究開始時の研究の概要 |
手指の滑り止め機能は日常で重要で、適度な湿り気により手指と物との間に摩擦が生じると物が掴める。この湿り気は、皮膚にあるエクリン汗腺からの発汗によるもので生涯保たれるのが理想だが、加齢によるエクリン汗腺の機能低下が知られている。本研究は、神経組織で多様なはたらきが知られるニューロトロフィン(神経栄養因子)が、交感神経が分布するエクリン汗腺の機能低下に関与すると考え、前肢で物を掴む実験動物をモデルとして老齢期組織の特徴を明らかにする。
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研究実績の概要 |
12ヵ月齢成体ラット足底部エクリン汗腺分泌部周囲の神経組織には、8週齢の成体と同様のニューロトロフィン受容体p75の発現がみられた。p75発現は、定性的には12ヵ月齢と8週齢とに違いはなかった。12ヵ月齢でも8週齢でも同様の結果が得られたことから、p75に関するニューロトロフィン機能は8週齢から12ヵ月齢まで継続的に維持されている可能性がある。神経マーカー分子や他のニューロトロフィン関連分子の分布については現在検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
実験動物の飼育を課題採択後に始めたことで成体個体が老化する時期に至らず、着手出来ていない実験があるため。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定通り進める。並行して実施することで時間短縮を図る実験計画を実施する。
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