研究課題
基盤研究(C)
本研究では、計算代数・数理最適化・数値解析における計算手法の融合を目指しており、効率的なハイブリッド厳密計算手法を設計したいと考えている。厳密な解を効率的に計算できれば、計算数学の様々な応用の場面において、正確な数理モデルの描写が常に現実的な計算規模で可能になる。しかしながら、厳密な解の計算は、近似的な解の計算に比べて、多くの計算資源 (計算時間やメモリなど) を要求しやすい傾向があり、常に正確な描写が現実的な計算規模で可能であると言うのは難しい。このような課題をハイブリッド厳密計算手法によって乗り越えるような計算数学のブレイクスルーを、本研究では目指している。