研究課題
基盤研究(C)
近年,様々な技術の発達により大規模な交通流データの取得が可能になってきた.ここで交通流データとは,2次元あるいは3次元の位置情報を含んだ時系列データのことである.本研究では交通流データから有用な知見を得ることを目的として,(1)解析目的に応じたデータからのイベント抽出方法,(2)イベント処理技術を用いたイベント列の解析方法,および,(3)イベント抽出により離散化された状態空間に対する時空間状況認識に関する研究を実施する.交通流RAWデータを解析目的に応じてイベント列化することで,データ量を大幅に圧縮することができ,さらに,プロセスマイニングなど様々なイベント処理技術を適用できるようになる.