研究課題
基盤研究(C)
非負データに対する関数推定では,境界バイアス問題に対処する必要がある.研究代表者は,近年,この問題に対して,古典的な位置・尺度型のカーネルではなく,非対称カーネルを用いた密度推定法に取り組んできた.この種の題材は,(I)サンプリング状況に応じたバリエーションが存在し,また,数理的には(II)密度高階微分推定へ拡張できることが分かってきており,さらには,(III)境界バイアスを考慮した,何らかの意味のターゲット関数及びその高階微分の汎関数型の推測理論へと展開していく.