研究課題
基盤研究(C)
近年、情報通信技術や計測技術の発展により、多量かつ多様なデータが得られ、ネットワーク上に蓄積される時代となった。このような大規模かつ多種多様なデータを扱うためには、様々な非定常性・非正則性を記述するための新たな時系列解析の理論が必要である。本研究課題では、局所定常単位根周辺過程を一般化単位根近接過程を含む形までモデルを拡張し、非常に汎用性が高いクラスである局所定常一般化単位根周辺過程の理論を構成する。また、局所定常一般化単位根周辺過程の理論を、様々な非正則性を含むモデル等と組み合わせることによって、多種多様な大規模データへの応用を可能とし、コロナの感染状況の様子等を記述するのに応用する。