研究課題
基盤研究(C)
本研究では,集積回路設計のレイアウト設計とマスク設計の工程において,2値の2次計画問題を高速に解く量子アニーリング計算機(Quantum Annealing, QA)を用いて,性能が良い設計を短時間で得る自動設計技術を開発する.現在利用可能なQAでは,QAの実現方法に応じて,求解可能な2値の2次計画問題の特徴が異なる.そのため,解く問題に適したQAを選択する方法と,使用するQAに適した2値の2次計画問題への定式化方法を検討することが必要である.本研究により,QAを活用する際の困難さを低減することで,QA分野の進展を図るとともに,QAにより集積回路の自動設計技術の進展に寄与することを目指す.