研究課題
基盤研究(C)
本研究では約40 Gbit/sでの乱数生成が可能な、超伝導単一磁束量子回路による発振器ベースの真性乱数生成器の開発を行う。超伝導集積回路の設計・試作は、Nb/AlOx/Nbジョセフソン接合によるチップファンダリにより実現する。本課題の超伝導回路による発振器ベースの真性乱数生成器は、乱数性を担保するための精密な制御電流を必要とせず、回路を構成するゲート数が少ないため、集積回路上で容易に構成できる利点がある。これまでの研究成果を発展させ、単体で10 Gbit/sの乱数生成レート、さらにそのモジュラー化により約 40 Gbit/sの乱数生成が可能となるハードウェア乱数生成器の開発を行う。