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触力覚通信におけるAIによるQoS制御の最適化

研究課題

研究課題/領域番号 23K11076
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分60060:情報ネットワーク関連
研究機関岐阜聖徳学園大学

研究代表者

黄 平国  岐阜聖徳学園大学, 経済情報学部, 准教授 (60713154)

研究分担者 石橋 豊  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40252308)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
キーワード触力覚通信 / QoS制御 / 粘弾性適応制御 / パラメータ / AI(人工知能) / AI / 最適化
研究開始時の研究の概要

本研究は、触力覚通信におけるAI(人工知能)によるサービス品質(QoS: Quality of Service)制御の最適化によって、遠隔ロボット制御、遠隔医療、遠隔教育などの様々な分野において高品質なサービスを提供することを目的としている。そこで、本研究は触力覚通信を用いた作業(例えば、仮想空間内物体を運ぶ作業や実空間の遠隔制御)を用い、触力覚通信におけるQoS制御に及ぼす影響要因を実験によって明らかにした上、クラウドと連携したシステムを構築し、触力覚通信におけるAIによる最適なQoS制御モデルを検討する。

研究実績の概要

本研究は、触力覚通信におけるAI(人工知能)によるサービス品質(QoS: Quality of Service)制御の最適化によって、遠隔ロボット制御、遠隔医療、遠隔教育などの様々な分野において高品質なサービスを提供することを目的とする。本年度は、作業内容の検討・作業用アプリの作成、適用するQoS制御及び実験システムの構成をした。その後、ネットワーク遅延などがQoSに及ぼす影響を調べている。
1)作業内容の検討・作業用アプリの作成:作業は代表的な作業として、仮想空間内の物体を運ぶ作業を採用する。具体的には、利用者が触覚インタフェース装置を用いて、3D仮想空間内のオブジェクトである金シャチを持ち上げ、指定位置に運ぶ作業である。
2)QoS制御の検討:代表的なQoS制御として、粘弾性適応制御を採用する。この制御は、反力計算用の粘弾性係数を変更することによって、利用者に提示する反力を変化させ、QoSを改善する。
3)実験システムの構築:実験システムでは、利用者の端末から、QoSに影響するパラメータ(例えば、ネットワーク遅延、作業対象物体の大きさや重さ、作業の速度など)をAIサーバに送信する。AIサーバでは、オフライン学習した後、送られてきたパラメータに対応する最適なQoS制御パラメータを予測し、利用者端末にフィードバックする。各端末では、AIサーバからフィードバックされたパラメータを用いてQoS制御を行う。本年度のシステム構築では、各端末とAIサーバ間のパラメータ送受信機能、およびフィードバックされたパラメータを用いたQoS制御の適応を構築した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

作業内容の検討、作業アプリケーションの作成、AIサーバとの連携、システムの構築は本年度中に完成した。一方で、システムの構築が遅れているため、制御の効果に影響する要因の調査や学習用データの作成は進行中である。システムの構築が遅れた原因として、人手不足などにより、業者によるアプリケーションの作成に当初想定した以上の時間を要した。また、アプリケーション作成時にもバグの修正に想定以上の時間がかかった。さらに、経費の関係上、既存のAIサーバを使用したため、AIサーバとの連携実現にも時間がかかった。その結果、実験による制御の効果に影響する要因の調査も遅れている。

今後の研究の推進方策

令和5年度は、システムのアプリケーションの作成とAIサーバとの連携に時間を要したため、実験によるデータの取得が難しかった。しかし、システムの基本部分の構築が完成したので、今後、複数の学生(卒研生)が同時にいくつかの研究項目に取り組むことが可能となり、これまでの遅れを取り戻す予定である。また、学外の共同研究者(愛知産業大学の石橋豊教授)との連絡を密にし、遅れている影響要因の分析、学習データのまとめを推進し、学習したニューラルネットワークを用いてオンラインで最適なQoS制御を予測し、その効果を評価実験によって検証する予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Study on early detection and prevention of dementia using olfactory and haptic senses2023

    • 著者名/発表者名
      Pingguo Huang and Yutaka Ishibashi
    • 学会等名
      IEEE International Conference on Consumer Electronics - Taiwan (ICCE-TW) - Special Session on Computer Communications and Signal Processing for IoT
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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