研究課題
基盤研究(C)
現在のAIブームは畳み込みニューラルネットワーク(CNN)が画像認識のコンテストILSVRC 2012にて他の手法を凌駕したことに起因する.本研究で検討する畳み込み型スパース表現は,与えられた画像を複数の畳み込みカーネルと対応する特徴マップの和で近似するため,CNNとの親和性が高い.スパースとは特徴マップに多数のゼロ要素を含むことであり,CNNより特徴的かつ高精度なフィルタが設計されている可能性がある.更に,学習用画像が少数で済むとの利点も有する.本研究では外れ値を含む学習用画像への頑健性と大規模データでカーネルを設計できるような工夫を加え,分散圧縮符号化と深層学習に応用する.