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「アクセシビリティ」は障がい者の人生を本当に幸せにするのか

研究課題

研究課題/領域番号 23K11203
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

鈴木 慎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90866576)

研究分担者 安保 雅博  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00266587)
高尾 洋之  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (60459633)
竹下 康平  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40775730)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードアクセシビリティ / 難病 / ICT
研究開始時の研究の概要

障がい者(肢体不自由,音声・言語機能障害を有する)に対して,2週間の入院で「アク
セシビリティ」導入をおこない,前後で介護者の介護負担感とQOL評価を実施する.
【対象】肢体不自由,音声言語機能障害を有する満18歳以上の患者.
【入院アクセシビリティ訓練】各病院に「アクセシビリティ」機器を配置した「アクセシビリティ病室(個室)」を作成し,そこで2週間の入院し操作訓練をおこなう.操作を習得する機器については,タブレット型,スマートスピーカー,スマートリモコン,生体データ確認できるスマートウォッチ,タブレット端末に導入可能なコミュニケーションアプリとする.

研究実績の概要

アクセシビリティ機器(タブレット型端末、スマートスピーカー、部屋の電化製品と同期したスマートリモコン)を設置した、アクセシビリティルームをリハビリテーション室内に作成し運用を開始した。また本研究を行うための、研究協力施設についても適宜環境を整えている。またそれぞれの研究協力施設にてアクセシビリティ機器の使用できるスタッフを育成するために勉強会を開始した。さらにアクセシビリティの概念を広げるために東京慈恵会医科大学の医学部医学科の学生に対し「ADL・QOLからアクセシビリティへ」というテーマでのプレゼンテーションを行なった。
現在、各施設での倫理委員会の準備を進めている段階である。
また、実際に筋萎縮性側索硬化症患者に対して在宅でアクセシビリティ機器を導入しQOLの改善に導いたという症例報告「筋萎縮性側索硬化症に対してアクセシビリティ機器を使用しQOLを改善することができた1例」を東京慈恵会医科大学雑誌139回1号(2024年1月15日発刊)に投稿し受理された。
今後は、現在導入を行なった患者は筋萎縮性側索硬化症の患者に留まっているが、他にも四肢体幹機能障害や音声言語障害を生じる多系統萎縮症などの変性疾患やギランバレー症候群そして、外傷によって生じた脊髄損傷患者についても組み入れの幅を拡大しアクセシビリティの導入を行なっていく予定である。今年度中に合計10症例を目標にして患者のリクルートを実施していく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

倫理委員会を通過し、各施設で症例の蓄積を開始し始める段階である。
今年度中にケースシリーズなどで成果について論文科と学会発表を行う。
最終年度には統計学的な処理を実施しアクセシビリティとQOLの関係について検討していく。

今後の研究の推進方策

症例数を集めるために、在宅でアクセシビリティを導入した症例に関しても組み入れていく可能性がある。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 筋萎縮性側索硬化症に対してアクセシビリティ機器を使用しQOLを改善することができた1例2024

    • 著者名/発表者名
      鈴木 慎
    • 雑誌名

      東京慈恵会医科大学雑誌

      巻: 139巻

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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