研究課題
基盤研究(C)
SATは計算機科学における最も基本的かつ本質的な組み合わせ問題であるとともに,ハードウェア・ソフトウェアの検証やプランニング,スケジューリングなど実社会における様々な応用領域の基盤推論技術として幅広く利用されている.複数のCPUや計算機を利用するSATの並列解法は強力な求解能力を提供できる有望な方法の1つであるが,ほとんどの並列SATソルバーでは挙動に再現性がなく,充足不能の証明がサポートされていないなどの実用上の課題がある.本研究ではこれらの課題の解消を目的とするとともに,その成果を既存の逐次SATソルバーを容易に組み込み可能な汎用フレームワークとして提供することを目指す.