研究課題/領域番号 |
23K11215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61030:知能情報学関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
打矢 隆弘 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10375157)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 防災システム / 避難活動と救助活動の両立 / ロボット / マルチエージェント / 減災システム / 複合災害 / マルチエージェントシステム / 避難誘導支援 / 救助救援活動支援 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者は,先行研究(基盤C20K11952)において,複合災害を想定した分散人工知能防災システムの設計・開発を行い,安全な避難誘導,避難時の混雑解消などの避難支援を実現した.先行研究では避難誘導に焦点を当てたが,本研究では「救護・救援活動」に焦点を当てた減災システムを開発し,先行研究システムと結合することで,より現実に即した「避難活動と救護活動の両立」が達成される.この研究により,大学キャンパスにおける防災減災能力の向上を達成し,さらに,システム開発・運用の知見を基に,市町村の公共施設・商業施設における防災・減災システムへの発展・展開を目指す.
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研究実績の概要 |
大震災などの災害時において,地震や火災等による人的被害を最小限に抑えることは極めて重要である.先行研究(基盤C20K11952)において,複合災害を想定した分散人工知能防災システムの設計・開発を行い,安全な避難誘導,避難時の混雑解消などの避難支援を実現した.先行研究では避難誘導に焦点を当てたが,本研究では「救護・救援活動」に焦点を当てた減災システムを開発し,先行研究システムと結合することで,より現実に即した「避難活動と救護活動の両立」が達成される.この研究により,大学キャンパスにおける防災減災能力の向上を達成し,さらに,システム開発・運用の知見を基に,市町村の公共施設・商業施設における防災・減災システムへの発展・展開を目指す. 2023年度は,主に「避難誘導と救助活動を両立する複合災害シミュレーションの実施」に取り組んだ. ・災害発生に伴い大学キャンパスの建物内で負傷者が発生した場合に,自力で移動できない負傷者を救助・搬送するための方式について策定した. ・負傷者の搬送と他避難者の避難行動の干渉を最小限に抑えるロボットベース避難誘導方式を検討した. ・シミュレーション実験により提案手法の有効性を確認し,避難誘導と救助活動の両立が達成できることを示した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画に基づき,避難誘導と救助活動を両立する複合災害シミュレーションを実施した.
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今後の研究の推進方策 |
研究計画に基づき,自動巡回ロボットによる負傷者の発見と状態推定方式の導入に関する研究に取り組む.
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