研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、大規模集合知の実現に向けた動的環境における人と機械の協働問題解決法の考案である。本研究では、依頼者と請負者のマッチング問題として定式化する。本目的を達成するため①リスクを考慮した条件付きマッチング法の考案、②回答負荷を考慮した適応的選好獲得法の考案、③大域的秩序形成を実現する情報縮約法の考案を実施する。本研究の学術的独自性は、複数の集合知形成間の影響関係を考える点、また、マッチング理論を動的環境に拡張する点にある。本研究の創造性は、人と機械の協働に関する理論の深化、および、大規模集合知の社会的受容性の拡大である。