研究課題/領域番号 |
23K11290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
増田 修 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (90775967)
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研究分担者 |
永井 岳大 東京工業大学, 工学院, 准教授 (40549036)
児玉 直樹 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (50383146)
栗木 一郎 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (80282838)
長谷川 誠 東京電機大学, 工学部, 教授 (80303171)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 質感知覚 / 感性情報学 |
研究開始時の研究の概要 |
セキュリティ文書の真偽を判別することは、我々の社会の存立において極めて重要である。一方近年、様々な製品の偽造品などが横行し、企業に損害を与えるだけでなく、消費者の健康や安全を脅かす恐れがある。本研究に先立って、申請者は、真偽判別を質感知覚の問題として心理物理学および脳機能計測の手法により研究してきたが、本研究は、この過程で明らかとなってきた、真偽判別課題への被験者の能動性の寄与がどのような脳内過程に基づいているのかを明らかにしようとするものである。
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研究実績の概要 |
先行課題と装置を共有しているため、先行課題に連動した遅れが本課題においても生じている。本課題においても、外付けディスプレイ装置を実際にMRI装置内に持ち込んで動作テストを行った。映像自体は特に不具合なく表示されたものの、様々な課題が明らかとなったため、再度、新たな材料を購入して、試作を繰り返しているところである。このディスプレイ装置は、先行課題にも使用されているもので、共同研究者から借用しているものであるが、共同研究者の別の研究プロジェクトで使用していた同じ型のディスプレイ装置が故障して修理に出されることとなり、それに伴って、ディスプレイ装置を一時返却する必要が生じた。ディスプレイ装置の一時返却中、被験者に呈示するための刺激映像の制作を進めた。先行する心理物理実験で使用したのと同じ商品券試料を、電動ゴニオーメータ上に設置して、ディジタルカメラで撮影し、動画ファイルを作成した。この動画ファイルをディスプレイ上に正確な時間タイミングで表示するための自作プログラムを Matlab および Psychtoolbox を用いて作成している。本課題においては、被験者に自分自身で映像の動きを制御させる必要があるため、そのための試作プログラムを作成している。本課題で使用可能な応答キーパッドには、ボタン数の少ないモデルと、ボタン数の多いモデルの2種があり、被験者が混乱することなく正確に応答できる方法や、複数のボタンを同時に押した場合に実際にプログラムから取得可能な応答等を模索して実験プログラムの試作を繰り返している。その後、一時返却していたディスプレイ装置を再び借用できることとなったため、新たな試作スタンドで再びディスプレイ装置の設置を試し、作成した刺激映像を用いて、実際に MRI撮像をしながらの予備実験を早急に開始する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
先行課題が新型コロナウイルス感染拡大の影響で遅れているため、本課題も連動して遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
先行課題と並行しながら早急に実験準備を進め、早期に実験を開始する。
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